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10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす

出版社名 生きのびるブックス
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-910790-02-2
4-910790-02-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 205P 19cm

商品内容

目次

第1部 よむ―10年目の手記と往復エッセイ(あなたは、いつ、どこで、どうやって書いたのですか
秘密とわからなさ
読み手に“秘密”を託す
“子ども”だった彼らが語り出すまで
過去を辿る ほか)
第2部 編みなおす―10年目をこえにする(「10年目の手記」をつくる―繰り返し、かたちを変えて、読み返す
わたしが話しているような声
10年目をきくラジオ モノノーク(最終回 10年目の手記スペシャル 抄録
配信記録)
「とある窓」の写真について)

著者紹介

瀬尾 夏美 (セオ ナツミ)  
アーティスト/一般社団法人NOOK。1988年東京都生まれ。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より3年間、岩手県陸前高田市を拠点にし、対話の場づくりや作品制作を行う。2015年仙台市で、土地との協働を通した記録活動を行う一般社団法人NOOKを立ち上げる。ダンサーや映像作家との共同制作や、記録や福祉に関わる公共施設やNPOとの協働による展覧会やワークショップの企画も行っている
高森 順子 (タカモリ ジュンコ)  
社会心理学者/阪神大震災を記録しつづける会。1984年兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得退学。博士(人間科学)。愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター助教。グループ・ダイナミックスの見地から阪神・淡路大震災の経験を表現する人々とともに実践的研究を行い、被災体験の分有のあり方について探究している。2014年に井植文化賞(報道出版部門)受賞
佐藤 李青 (サトウ リセイ)  
アーツカウンシル東京プログラムオフィサー。1982年宮城県塩竃市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。2011年6月より現職。都内事業の東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Labに加えて、Art Support Tohoku‐Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)を立ち上げから事業終了まで担当。ジャーナル『東北の風景をきくFIELD RECORDING』編集長(2017〜2021年)
中村 大地 (ナカムラ ダイチ)  
作家、演出家/屋根裏ハイツ主宰1991年東京都生まれ。東北大学文学部卒。在学中に劇団「屋根裏ハイツ」を旗揚げし、8年間仙台を拠点に活動。人が生き抜くために必要な「役立つ演劇」を志向する。『ここは出口ではない』で第2回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール2019」ではチェーホフ『桜の園』を上演し、観客賞受賞、優秀演出家賞一席となる。近年は小説の執筆など活動の幅を広げている。一般社団法人NOOKのメンバーとしても活動。2020年度ACY−U39アーティストフェローシップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)