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今日の不安 さまざまな概念と臨床

文庫クセジュ 1049

出版社名 白水社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-560-51049-0
4-560-51049-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 162,6P 18cm

商品内容

要旨

不安になると人間はさまざまな症状を経験する。本書は、臨床における不安の症候学から、不安のモデル、生物学、精神分析、認知行動科学、いろいろな治療法といった今日の不安の諸相を概説する。臨床経験豊かな著者が、正常から病理まで遍在する不安を震央に位置づけて考察する。病める社会と人間たちに向けたフランス精神分析的思考の処方箋。

目次

序論
第1章 臨床における不安
第2章 不安のモデル
第3章 不安の生物学
第4章 不安の精神分析的展望
第5章 不安の認知・行動理論
第6章 不安のいろいろな治療

出版社・メーカーコメント

パニック発作や自律神経症状は、不安に特徴的な表出として知られる。今日の不安の諸相をめぐる多面的な概念と治療について紹介する。

著者紹介

カプサンベリス,ヴァシリス (カプサンベリス,ヴァシリス)   Kapsambelis,Vassilis
ギリシア出身。フランスの精神科医、精神分析家。1995年よりパリ13区精神保健協会(ASM13)に所属し、総ディレクターを務めた。関心領域は、精神科薬物療法における治療効果の精神分析的理解、統合失調症や境界例の精神療法など
阿部 又一郎 (アベ ユウイチロウ)  
1999年千葉大学医学部卒業、精神科医。2008年フランス政府給費生としてエスキロール病院、ASM13ほかにて臨床研修。医学博士。2014年、東京医科歯科大学精神行動医科学助教を経て、現在、伊敷病院勤務、東洋大学大学院非常勤講師
大島 一成 (オオシマ カズナリ)  
1987年東京医科歯科大学医学部卒業、精神科医。1998年フランス政府給費生としてエスキロール病院、サルペトリエール病院、サンタンヌ病院にて臨床研修。2002年、東京医科歯科大学精神行動医科学助教、病棟医長などを務める。医学博士。大宮厚生病院外来診療部長、東京医科歯科大学臨床教授を経て、東京福祉大学・大学院教授、同大学保健管理センター所長。日仏医学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)