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質的社会調査のジレンマ ハーバート・ブルーマーとシカゴ社会学の伝統 上巻

現代プラグマティズム叢書 第5巻

出版社名 勁草書房
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-326-19982-2
4-326-19982-2
税込価格 3,960円
頁数・縦 222P 20cm
シリーズ名 質的社会調査のジレンマ

商品内容

目次

導入 なぜいまハーバート・ブルーマーなのか
第1章 一九世紀の哲学と人間科学
第2章 プラグマティズム
第3章 シカゴ社会学
第4章 事例研究と統計:社会学的実証主義の興隆
第5章 流れに抗して:ブルーマーの量的方法批判

出版社・メーカーコメント

アメリカ社会学が生み出し普及させた量的方法と質的方法の対立を解きほぐす。社会と科学の性質に迫る社会調査方法論の記念碑的研究。量的方法と質的方法の区別は、実態に合わないとされながらも確かに存在している。ハマーズリーは、統計が主流化する社会学の中で質的方法を擁護したハーバート・ブルーマーを軸に、この対立の成り立ちや編成を解きほぐす。この議論は、社会や科学の性質をめぐる問いだけでなく、調査や社会学をめぐる根源的な問いにつながっていく。【原著】Martyn Hammersley, The Dilemma of Qualitative Method: Herbert Blumer and the Chicago Tradition(Routledge, 1989)

著者紹介

ハマーズリー,マーティン (ハマーズリー,マーティン)   Hammersley,Martyn
1949年生まれのイギリスの社会学者・教育学者。ロンドンスクールオブエコノミクスで社会学を学び、マンチェスター大学大学院でPhDを取得した。1975年からオープン大学に勤め始め、2015年に退職。現在は同大学の名誉教授。エスノグラフィー、事例研究、社会科学の方法論などについての研究書や概説書を精力的に執筆している。EBPM(エビデンスにもとづく政策形成)や教育政策といった方面での議論でも知られる
谷川 嘉浩 (タニガワ ヨシヒロ)  
博士(人間・環境学)。1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都市立芸術大学美術学部デザイン科プロダクト・デザイン専攻特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)