• 本

赤ちゃん審査会というメディア・イベント 写真帖が語る近代日本の児童保護と社会事業

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-87259-754-7
4-87259-754-0
税込価格 6,380円
頁数・縦 363P 26cm

商品内容

要旨

戦前に健康な乳幼児を表彰する、「赤ちゃん審査会」というイベントが大阪府堺市で開催されていた―貧困者救済事業から社会事業への変遷、太平洋戦争下の一九四二年までの激動の一五年間を、「堺市赤ちゃん審査会記念写真帖」を通して定点観測する。

目次

第1部 「産む」ことをめぐる制度の変遷と赤ちゃん審査会(赤ちゃん審査会がめざしたもの―くり返された「世界一高い乳児死亡率の防遏」という目標
「健康」「衛生」概念の普及とメディア・イベントとしての赤ちゃん審査会
産院の時代―一九二〇年代施設型出産の定着から国民医療法による制度化まで
社会事業と産師法(産婆法)制定運動)
第2部 堺市赤ちゃん審査会記念写真帖(「堺市赤ちゃん審査会記念写真帖」について
お産と育児の展覧会・乳幼児審査会記念写真帖
第二回堺市赤ちゃん審査会記念写真帖
第四回堺市赤ちゃん審査会記念写真帖
第五回堺市赤ちゃん審査会記念写真帖 ほか)

著者紹介

大出 春江 (オオデ ハルエ)  
大妻女子大学人間関係学部教授。専攻は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)