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相手の狙いを見抜け

碁楽選書

出版社名 東京創元社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-488-00120-9
4-488-00120-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 266P 19cm

商品内容

要旨

こんな手には、ご用心。大局観と感覚を磨く様々な手法に焦点を当てた。

目次

第1章 特殊な手法の狙いと対策
第2章 定石後の攻防と狙い
第3章 打ち込みとサバキ
第4章 応手打診と捨て石作戦

出版社・メーカーコメント

定石には流行がある。価値観が変わったり、結果も変化する。また同じ定石でも黒で打つ場合と白で打つ場合で結果が違う。しかしながら定石は囲碁の勉強の宝庫である。定石には戦いの技術と力、手筋の要素が詰まっている。定石を身につけることは高段者になる為には必須のことである。本書は、3部構成になっていて、第1部で定石の基本原理、第2部で基本手順、配石状況、定石以降、第3部でアルファ碁の定石について、その誕生の背景や進行過程、定石変化を経過別に説明した。つまり高目、目外し三々があまり打たれなくなった過程を説明しながら、過去の定石で重要に考えられていた変化がアルファ碁時代には価値を落としてしまった理由を説明した。最近では、アルファ碁定石をただ覚えるだけで土台となる昔の定石を軽視する傾向がある。その弊害に対しても本書は有意義である。

著者紹介

金 日煥 (キム イルファン)  
1956年4月28日生まれ。2014年シニア国手戦準優勝
李 夏林 (イ ハリム)  
成均館大学史学科卒業。在学中の1981年大学囲碁連盟戦で11連勝して全勝賞を受賞、1985年と86年にはソウル新聞が主催する大学囲碁覇王戦で準優勝するなど優秀な成績を収め、日韓大学生交流戦韓国代表に選ばれる。卒業後は韓国の主要出版社で15年余り企画や編集の仕事をする。しばらくの間は囲碁と少し距離を置いていたが、1994年に韓国経済新聞主催の富士通杯サラリーマン囲碁大会で優勝し、日本のサラリーマン選抜チームとの交流戦に韓国代表として出場。これを機に囲碁への夢が蘇り、1990年代後半から、囲碁と出版を結びつける専門企画編集者として活動を始めた
洪 敏和 (ホン ミンファ)  
1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始める。韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む運に恵まれる。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)