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暗い夜の私

P+D BOOKS

出版社名 小学館
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-09-352437-7
4-09-352437-8
税込価格 770円
頁数・縦 252P 19cm

商品内容

要旨

昭和10年代から戦後までの文壇の舞台裏を描く。―個々の作品が独立した短篇であることはいうまでもないが、連続性を意図して執筆したことも事実であった。いわゆる連作であるが、変則的な長篇といえるかもしれない。文芸雑誌「行動」の編集者だった時代を描いた「浮きつつ遠く」、二・二六事件前後の作家たちとの交流を扱った「その日私は」、戦時中の文人たちの姿を活写した「暗い夜の私」、戦後の雑誌界や日本文藝家協会について触れる「真暗な朝」など、年代ごとの文壇の様子や作家の生の姿が垣間見える秀作短篇集。他に「ほとりの私」「深い海の底で」「彼と」の計7篇を収録。

著者紹介

野口 冨士男 (ノグチ フジオ)  
1911年(明治44年)7月4日‐1993年(平成5年)11月22日、享年82。東京都出身。本名・平井冨士男。1979年『かくてありけり』で第30回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)