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運動を表さない動詞述語文の研究 アスペクト・テンス形式の分布をめぐって

人文科学の一流的研究を目指す博士論文叢書 10

出版社名 日中言語文化出版社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-905013-13-6
4-905013-13-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 180P 21cm

商品内容

要旨

動詞研究の新たな課題の発掘と新展開を目指す。本来、アスペクト・テンス形式の必要のない運動を表さない動詞も、実際の使用においては、いずれかのアスペクト・テンス形式をとって現れる。その際の選択原理とは何か。動詞の全体像の解明を目指して、運動動詞を中心に行われてきたアスペクト・テンス研究が扱わなかった領域に光を当てる。

目次

第1部 序論 アスペクト・テンスの研究と時間的限定性の研究(はじめに
時間的限定性の観点から見た日本語動詞)
第2部 本論 運動を表さない動詞のアスペクト・テンス形式の意味・機能(日本語の“状態”“状態動詞”再考
感情・感覚・知覚を表す状態動詞のアスペクト・テンス対立とムード
特性動詞のアスペクト・テンス形式と構文論的機能
空間的配置動詞のアスペクト・テンス形式とテクスト)
第3部 結論(おわりに)

著者紹介

呉 揚 (ゴ ヨウ)  
1989年生まれ。2017年岡山大学社会文化科学研究科博士後期課程修了。現在、中国四川外国語大学日語学院准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)