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青春とシリアルキラー

出版社名 ホーム社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-8342-5356-6
4-8342-5356-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 243P 20cm

商品内容

要旨

この本は、なんだかわからないうちに人生をしくじった僕と、その周辺について書いたものである。

出版社・メーカーコメント

ーーこの本は、なんだかわからないうちに人生をしくじった僕と、その周辺について書いたものである。青春が終わっても人生は続く。若さゆえの生きづらさを描いてきた小説家が、新たな苦しみに直面した三十八歳から四十歳までの日々。web好評連載、待望の書籍化!中年男性は生きにくい。結婚しても結婚しなくても地獄だ。どうすれば我々は救われるのか?  そんな疑問への答えが描かれたメタフィクション。面白い! ーー滝本竜彦氏推薦!!《本文より》三十八歳だというのに暮らしが崩壊寸前で、キッチンに山積みになった皿を洗う前に、ビールを飲まないと気合いが入らず、夜遅くに帰ってきた妻と顔を合わせるとき、変に緊張してしまうような僕は、まあざっくり云って人生がしんどい。ーーーーーーー ナイフはすっかり研がれている。僕はそんなナイフを見て、自分と他人のどちらに突き刺すべきかを考える。答えはすでに出ている。臆病者の僕はそもそもナイフなんて使わないし、他人を殺すよりも自分を殺すほうがいいし、自殺するときは首吊りってむかしからきめているから。ーーーーーーー Q.疲れた人生を救うものはなにか? 殺人と自殺以外で答えなさい。 A.失踪と不倫!佐藤友哉(さとう・ゆうや)1980年北海道生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞受賞。2007年 『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を最年少で受賞。他の著書に『クリスマス・テロル invisible×inventor』『世界の終わりの終わり』『デンデラ』『ナイン・ストーリーズ』『転生! 太宰治 転生して、すみません』等がある。

著者紹介

佐藤 友哉 (サトウ ユウヤ)  
1980年北海道千歳市出身。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』で第21回メフィスト賞受賞。2007年『1000の小説とバックベアード』で第20回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)