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戦後教育学の再検討 上

歴史・発達・人権

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-13-051351-7
4-13-051351-6
税込価格 7,040円
頁数・縦 352P 22cm
シリーズ名 戦後教育学の再検討

商品内容

目次

はじめに 戦後教育学の何を受け継ぎ、これからを構想するのか
第1部 歴史把握と教育(西欧近代と日本の教育―岩波講座『現代教育学』第四巻を中心に
「戦後教育学」と教育の歴史的研究―『日本近代教育史』(岩波講座『現代教育学』第五巻)の系譜
能力主義批判の思想―教育学的批判における人間観の問題へ
若者の大人への移行と社会・教育―大衆社会収縮期の構造変容のもとで)
第2部 子ども観と発達観(子どもへの関心の質を問う教育学の一系譜
発達論と保育を受ける権利―保育実践における“学び”での「ケア的関係性」に着目して
発達教育学における「女性」と「家庭」
発達における超越の視点―発達と脱発達の二重写し
発達教育学の系譜―ドベス再考を中心として)
第3部 人権としての教育(「国民の教育権論」継承の視点―堀尾輝久「国民の教育権論」と今日の教育学の課題
子どもの権利―比較のなかの日本の子ども固有の権利論
親の教育権と参加―一九八〇年代以降の学校教育参加制度論
学習権思想と社会教育の自由)
座談会 戦後教育学の再検討

著者紹介

田中 孝彦 (タナカ タカヒコ)  
日本臨床教育学会理事、地域民主教育全国交流研究会代表、教育子育て九条の会呼びかけ人
田中 昌弥 (タナカ ヨシヤ)  
都留文科大学副学長。北海道教育大学准教授、都留文科大学教授等を経て現職
杉浦 正幸 (スギウラ マサユキ)  
麻布中学校・高等学校教諭、東京都立大学人文社会学部・一橋大学大学院非常勤講師。日本学術振興会特別研究員、愛知教育大学専任講師等を経て現職
堀尾 輝久 (ホリオ テルヒサ)  
東京大学名誉教授、元中央大学教授。子どもの権利条約市民・NGOの会代表、9条地球憲章の会代表、民主教育研究所顧問、フランス政府教育功労章(パルム・アカデミック・オフィシエ)受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)