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親密なる帝国 朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性

出版社名 人文書院
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-409-04119-2
4-409-04119-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 395P 20cm

商品内容

要旨

日本と朝鮮、戦時下における文化「協力」。“内鮮一体”の掛け声のもと一度は手を取り合いながら、戦後には否認された数々の経験と記憶。忘れ去られたその歴史を掘り起こし、「協力vs抵抗」では捉えきれない朝鮮人作家たちの微細な情動に目を凝らす。日本と朝鮮半島に共有された植民地近代という複雑な体験がもたらす難問に挑み、ポストコロニアル研究に新たな光を当てる画期作。

目次

第1章 植民地近代性と表象の難問
第2章 朝鮮文学を翻訳する
第3章 マイナー・ライター
第4章 光の中に
第5章 コロニアル・アブジェクト
第6章 コロニアル・キッチュを演じる
第7章 トランスコロニアルな座談会を盗み聞きする
第8章 地方への転回
第9章 満洲の記憶を忘却する
第10章 ポストコロニアリティの逆説

著者紹介

クォン,ナヨン・エイミー (クォン,ナヨンエイミー)   Kwon,Nayoung Aimee
デューク大学アジア中東研究学部准教授、同大アジア系アメリカ人とディアスポラ研究プログラムディレクター
永岡 崇 (ナガオカ タカシ)  
駒澤大学総合教育研究部講師。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)