くるまの娘
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2022年5月 |
ISBNコード |
978-4-309-03035-7
(4-309-03035-1) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 157P 20cm |
書店レビュー
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くるまの娘
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
芥川賞「推し、燃ゆ」の作家、宇佐見りんの注目の第一作。
物語は祖母のもとへクルマで向かう家族のやりとりで進んでいく。濃厚に重なり合う不幸な記憶があぶり出されていく。ギリギリの均衡を保つ家族ならではの平穏の危うさ。凝縮された描写からは著者が長く書きたかったという強い思いがヒリヒリ伝わってくる。純文学をひたすらに意識し追い求める作者の信念が伝わってくる。やはり目が離せない小説家である。(2022年7月12日)
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商品内容
要旨 |
車で祖母の葬儀に向かう、17歳のかんこたち一家。思い出の景色や、車中泊の密なる空気が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだしていく。 |
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出版社・メーカーコメント
17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。