衣服のアルケオロジー 服装からみた19世紀フランス社会の差異構造
ちくま学芸文庫 ヘ14−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2022年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-51115-7
(4-480-51115-6) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 456P 15cm |
商品内容
要旨 |
素材の選択、色のニュアンス、仕立ての技術―衣服における瑣末な差異は、着ている人間が何者なのかを明確にあらわすが、それらは主に19世紀ブルジョワジーの服装を源流としている。背景にあったのは、繊維産業の発展、既製服市場の拡大、古着商の没落、百貨店の登場とその挑発的な販売戦略などだ。本書は、下着から外套、帽子から靴やアクセサリーまであらゆるファッションと、そこから派生する身だしなみやエチケットを通し、いかにして19世紀に社会規範が構築されていったのかを、細心かつ大胆な筆致で解剖する。服飾が記号として機能してきた全貌を、消費社会批判やジェンダー論に通じる視座も含めて体系的に描く、モードの歴史社会学。 |
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目次 |
第1章 外見の歴史 |
出版社・メーカーコメント
下着から外套、帽子から靴まで。19世紀ブルジョワジーを中心に、あらゆる衣類が記号として機能してきた実態を、体系的に描くモードの歴史社会学。