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西洋倫理思想の考え方

出版社名 山川出版社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-634-64097-9
4-634-64097-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 298P 19cm

商品内容

要旨

それは私たちの人生の究極目的である―。ソクラテス、プラトン、アリストテレス、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、カント、ベンサムらの哲学的思考のプロセスを丁寧に解きほぐして追体験する、「大人の倫理学入門」。

目次

第1章 古代ギリシア・ローマの倫理思想―幸福であるとはどのようなことか(倫理学の問いの源泉(一)―ソクラテス
倫理学の問いの源泉(二)―プラトン ほか)
第2章 キリスト教の倫理思想―私たちは幸福でありうるか(アウグスティヌス
トマス・アクィナス)
第3章 カント倫理学―私たちは幸福に値するか(「自由」と「科学」の時代の倫理学―カント倫理学の基本前提
「自律」としての自由と定言命法 ほか)
第4章 功利主義―幸福は計算できるか(快苦のバランスシート―功利主義の基礎
功利主義の展開 ほか)

出版社・メーカーコメント

先行きがひどく不透明で、日常生活そのものさえ簡単に様変わりする時代、さまざまな価値観や考え方がある現代社会で、私たちはなにを指針に生きるべきだろうか。私たちが生きるうえで従うべきふるまいや生きかたを指し示す「倫理」とは、本当はどのようなものなのだろうか。そうした問いが避けがたく差し迫ってくるそのときにこそ、「倫理」を学び直すことの意義が芽ばえてくる。本書では、「哲学」の中核部門として発展してきた西洋の倫理学から、古代ギリシア、キリスト教、カント、功利主義の思想を取り上げる。「よく生きるとは何か」「幸福とは何か」という問いを道標に、それぞれの「哲学的思考のプロセス」を丁寧に解きほぐして追体験する、「大人の倫理学入門」である。

著者紹介

池松 辰男 (イケマツ タツオ)  
1988年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。島根大学教育学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)