物語スコットランドの歴史 イギリスのなかにある「誇り高き国」
中公新書 2696
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2022年5月 |
ISBNコード |
978-4-12-102696-5
(4-12-102696-9) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 250P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 EU離脱問題などに紛れ、日本では話題になることが少なくなったが、2014年にイギリスでスコットランド独立の是非を問う住民投票が行われ、独立不支持が勝利した。しかし、独立を求める火は消えたわけではなく、現在のスコットランド政府首相は2度目の住民投票を行う計画を推進すると発言している。本書では、独立の機運が再び高まりつつあるスコットランドとはどんな「国」なのか、古代から現在に至る歴史を辿ることで明らかにしている。その独自性の高い文化や歴史、住人のアイデンティティを探ることで、独立運動の行方を占うこともできるだろう。スコットランドは、北西部のハイランドを中心に育まれたケルト文化やゲール語、アダム・スミス、デイヴィッド・ヒュームに代表される啓蒙思想、「地酒」であるウイスキーなど、文化・教養面での特徴が豊かであり、第一次・第二次・第三次の産業バランスがとれているため、自立した独立国家としての基盤を備えているといった評価もあるようだ。著者は神奈川大学国際日本学部日本文化学科教授で、専門は英米哲学、リベラリズム、比較思想。博士(文学)。鹿児島工業高等専門学校専任講師、釧路公立大学准教授などを経て現職。 |
商品内容
要旨 |
イングランド、ウェールズ、北アイルランドとともに「イギリス」を構成するスコットランド。一七〇七年の合同法でイングランドと統合しグレートブリテン王国となったが、近年は独立を模索するなど、独自の歴史とナショナル・アイデンティティをもつ。ケルト文化、デイヴィッド・ヒュームやアダム・スミスに代表される啓蒙思想、「地酒」ウイスキー、ゴルフ、伝統衣装タータン・キルトなど多様なスコットランドを活写する。 |
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目次 |
第1章 スコットランド黎明期―古代・中世 |
出版社・メーカーコメント
イングランド、ウェールズ、北アイルランドとともに「イギリス」を構成するスコットランド。一七〇七年の合同法でイングランドと統合しグレートブリテン王国となったが、近年のイギリスのEU離脱に際して独立を模索するなど、今も独自のナショナル・アイデンティティを保つ。ケルト文化、ヒュームやアダム・スミスに代表される啓蒙思想、「地酒」ウイスキー、ゴルフやフットボールなど多様なスコットランドを紹介する。