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アジアからみるコロナと世界 我々は分断されたのか

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-620-55003-9
4-620-55003-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 268P 19cm

商品内容

要旨

「Unmasked World」を読み解く新たな視点、コロナ禍の国際秩序―私たちは何を見落としてきたのか。気鋭の研究者が読み解く!

目次

第1章 分断に向き合うパンデミック下のアジア(分断に向き合うパンデミック下の世界
国際政治を見る二つのレンズの必要性
二つのレンズのピント調整
アジアが描く新型コロナと世界)
第2章 Unmasked World―加速する権威主義と自由主義の分断?(“Unmasked World”―激化する米中対立
国際協調なき新型コロナ対応の理論的検討―夢物語に終わった「パックス・コロナ」
国際協調なき新型コロナ対応の実践的検討)
第3章 眼前のアジア―各国はどのようにパンデミックに向き合ったのか(バングラデシュ―グローバル経済を末端で支える人びと
フィリピン―共助から公助へ
韓国―危機の克服を成長戦略へ
マレーシア―新型コロナ対応によって延命し、そして辞任した首相
インド―対新型コロナウイルス政策の目標と現実)
第4章 アジアから学ぶ日本の新型コロナ対応―私たちは何に向き合ってきたのか(日本の初動対応
「日本モデル」の綻び
日本外交が目指したもの
アジアの取り組みから見る日本の新型コロナ対応)
第5章 見落とされてきたもう一つのリアリティ(我々は分断されたのか?
アジアの姿から見えるコロナ禍の国際政治
おわりに―むき出しの世界と繭状の国際秩序)

著者紹介

日下部 尚徳 (クサカベ ナオノリ)  
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は国際協力論、開発社会学、南アジア地域研究
本多 倫彬 (ホンダ トモアキ)  
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員、中京大学教養教育研究院准教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。専門は、国際協力政策、政策過程論、平和構築論、国際安全保障
小林 周 (コバヤシ アマネ)  
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。米・戦略国際問題研究所、日本エネルギー経済研究所主任研究員などを歴任。専門は国際政治、国際安全保障、中東・北アフリカ現代政治
高橋 亜友子 (タカハシ アユコ)  
笹川平和財団アジア・イスラム事業グループ研究員。ロンドン大学経済学院人類学部・国際開発学部修了。修士(開発・経済人類学)。南アジア、中東、東アフリカにて、政府開発援助、難民・帰還民支援など実務経験を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)