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インド宗教興亡史

ちくま新書 1662

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-480-07487-4
4-480-07487-2
税込価格 968円
頁数・縦 266P 18cm

商品内容

要旨

国民の約八割が信仰するヒンドゥー教と、少数派とはいえ有力な宗教が同居するインド。悠久の歴史において多くの宗教が生まれたこの地はまた、何度も外来の宗教勢力から侵略を受けたが、他宗教による攻撃すら飲み込みながらヒンドゥー教は拡大してきた。いく筋もの支流が集まり大河となるように、枝から延びる木根が幹となって大樹になるバニヤンのように…。仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、シク教、キリスト教、イスラム教など、ヒンドゥー教の歴史的ライバルとの対立や融和の関係から、インド文明を読み解く。

目次

序章 比較文明学と宗教
第1章 ヒンドゥー・ナショナリズム
第2章 ヴェーダの宗教、バラモン教、ヒンドゥー教
第3章 バラモン教とインド仏教
第4章 シク教の理想と挫折
第5章 ジャイナ教、ゾロアスター教、キリスト教
第6章 イスラム時代のインド
第7章 仏教盛衰の比較文明学的考察

出版社・メーカーコメント

ヒンドゥー教とそのライバル宗教で読み解くインド文明史。仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、イスラム教、シク教、キリスト教。インドでの教え、対立、融和。

著者紹介

保坂 俊司 (ホサカ シュンジ)  
1956年群馬県生まれ。早稲田大学社会科学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。デリー大学に学び、東方研究会・東方学院講師や中村元東方研究所理事を歴任。麗澤大学国際経済学部教授などを経て、現在、中央大学国際情報学部教授。専門は比較宗教学、比較文明論、インド思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)