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外国人差別の現場

朝日新書 867

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-02-295174-8
4-02-295174-5
税込価格 935円
頁数・縦 289P 18cm

商品内容

要旨

人権を奪い、時に命をも奪う―。絶望を量産する“差別政策”の実像とは。病死、餓死、自殺…入管での過酷な実態。劣悪な労働環境に加え、搾取・貧困に苦しむ技能実習生。ネット上にあふれる偏見と陰謀、嘲笑に満ちた視線。日本は、外国人を社会の一員として認識したことがあったのか。「犯罪者扱い」を“合法化”し、追いつめてきた外国人政策の歴史。無知と無理解がもたらす“ヘイト”と、憎悪の標的とされる惨状に迫る。

目次

第1章 絶望と死の収容施設
第2章 人の死と向き合えない組織
第3章 ウィシュマさんの故郷を訪ねて
第4章 「悪意なき差別」の暴走
第5章 搾取と差別に苦しむ労働者たち
第6章 憎悪の向こう側にある風景

出版社・メーカーコメント

病死、餓死、自殺……入管での過酷な実態。ネット上にあふれる差別・偏見・陰謀。日本は、外国人を社会の一員として認識したことがあったのか──。「合法」として追い詰め、「犯罪者扱い」してきた外国人政策の歴史。無知と無理解がもたらすヘイトの現状に迫る。

著者紹介

安田 浩一 (ヤスダ コウイチ)  
1964年、静岡県生まれ。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年からフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続ける。12年、『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』で第34回講談社ノンフィクション賞受賞。15年、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(「G2 Vol.17」“講談社”掲載)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞
安田 菜津紀 (ヤスダ ナツキ)  
1987年、神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体副代表。東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は岩手県陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)