黄色い竜
出版社名 | 徳間書店 |
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出版年月 | 2022年6月 |
ISBNコード |
978-4-19-865484-9
(4-19-865484-0) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 127P 22cm |
商品内容
要旨 |
クリオは、自然ゆたかな町でくらす十歳の小学生。夏のはじめのある夜、おじいちゃんとホタルを見にいったクリオは、おじいちゃんが子どものころに、つりにがしたという、湖にいる大きなコイの話を聞く。でも、その後、親友や女の子たちと湖につりに行ったときには、なぜだか、そのことは打ち明けられなかった。やがて秋のはじめになり、ひとりきりで湖にやってきたクリオは…?田んぼのそばでのキャッチボール、舌がまっ黒になるあまいクワの実、入道雲、おまつりの夜の金魚すくい、あつい空気をふるわせるツクツクボスシの声、そして、水の中でぎらりと光るうろこ…。十歳の夏がまるごと五感で感じられる、自然派アーティスト村上康成による初の児童文学。小学校低・中学年〜。 |
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出版社・メーカーコメント
日本を代表する絵本作家・村上康成が初めて文章で描く、少年のひと夏の清新な物語!ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、ブラチスラバ世界絵本原画展金牌、日本絵本賞大賞などを受賞した日本を代表する絵本作家・村上康成が初めて贈る児童文学!10歳の少年のひと夏、まわりの人々や生きもの、川や湖の風景が、目にうかんでくる清新な物語。クリオは、自然豊かな町にくらす10歳の少年。弟の1歳のお祝いにやってきたおじいちゃんから、「子どものころにつりにがした、湖のぬしのような巨大なさかな」の話を聞いたクリオは、そのさかなを自分がつりたい、と思うようになるが…? ホタルの飛ぶ夜、親友とのキャッチボール、まつりの金魚すくい、竹を切って作ったつりざおを手に山道を登るとき、耳について離れないツクツクボウシの声…。自然の中で生きる少年のひと夏をまるごと描きだす、絵本作家ならではの清新な物語。カラーの挿絵多数。