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近代日本の競馬 大衆娯楽への道

叢書パルマコン・ミクロス 02

出版社名 創元社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-422-70126-4
4-422-70126-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 341P 19cm

商品内容

要旨

近代賭博としての競馬から見える、今と地続きのリアルな世相。陸軍・興行主・宮内省など諸勢力の攻防や、賭けを楽しむ庶民の姿を、様々な史料を駆使して細部まで描き出す、今までにない書斎の競馬史。

目次

第1章 近代競馬の始まり
第2章 藤波言忠と臨時馬制調査委員会
第3章 明治末期の馬券黙許
第4章 馬券禁止と景品券競馬
第5章 競馬法の成立
第6章 大衆娯楽としての競馬
第7章 外地競馬の実態
第8章 地方競馬の展開
第9章 日本陸軍と競馬
第10章 鍛錬馬競争と戦前競馬の終焉

著者紹介

杉本 竜 (スギモト リュウ)  
1974年大阪府門真市生まれ。幼少より博物館や城跡に連れて行かれ歴史に興味を持つ。大阪府立四條畷高校を卒業後、博物館の学芸員を目指し関西大学文学部史学地理学科へ。その後、立命館大学大学院文学研究科に進学、日本近代史を専攻する。2002年、北九州市立小倉城庭園博物館に嘱託学芸員として就職。陶磁器の魅力にどっぷりと浸かると共に小倉競馬に親しむ。2004年より桑名市博物館学芸員として奉職。幕末の桑名藩、刀工・村正、本多忠勝といった桑名ゆかりの研究フィールドと向き合う日々を送る。2017年、第11代桑名市博物館館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)