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次世代リーダーに捧ぐ経営の定石 「実践経営モデル」で学ぶ12の原理

出版社名 日経BP
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-296-11266-1
4-296-11266-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 238P 20cm

商品内容

要旨

当社山城経営研究所は今年2022年、創立50周年を迎えます。創業者である故山城章の追い求めた日本経営における実践理論では、既に地球環境をも含めたステークホルダーを「対境」という名称で定義し、その「対境」に対しバランスのよい価値提供と利益配分を行うことで社会の発展に貢献することが企業の存在目的であるとしていました。本書をきっかけに、「企業は何のためにあるのか」「経営とは何か」という根本的な命題に立ち向かうために経営について学び、よい経営者がよい会社を作り、よい会社がよい社会を創ることを理解し、その実践に取り組んでいただくことを願うものです。(まえがき抜粋)

目次

1章 経営実践者の心構え(日本経済の現状
目指すべき経営
経営者の心構え
次世代経営リーダーへの期待)
2章 「実践経営」の概要(経営とは何か
KAEアプローチ
実践経営モデル
ABCDプロセス
実践経営の有効性)
3章 「対境:社会」の捉え方(経営における社会の捉え方
直接的影響
間接的影響
社会・環境問題
社会ニーズを把握するための主な理論や手法)
4章 「経営リーダー」の役割(経営リーダーとは
経営リーダーが発揮すべきリーダーシップ
リーダーシップ強化に生かせる理論
プロフェッショナリズム
プロフェッショナリズム強化に生かせるコンピテンシーモデル
経営リーダー育成
経営リーダー育成に生かせる理論
経営実践能力の育成
「リーダーシップ」の醸成)
5章 「経営組織」に必要な要素(理念
ビジョン・戦略
戦術(業務プロセス)
組織(権限・制度)
経営文化)

出版社・メーカーコメント

SDGsやESGなど、企業経営にとって社会貢献が大きな課題である今「社会に資する経営手法」を解き明かす1冊。日本の経営学の権威である一橋大学名誉教授の山城章氏が創設した山城経営研究所は、日本の文化や習慣を生かしながら、豊かな社会づくりに貢献し世界で通用する経営手法「山城実践経営モデル」の普及に努めている。同モデルが示す理想的な経営は、まず、社会のニーズを社会問題や地球環境を含む広い視点で捉え、経営リーダーが経営を通じて社会に提供すべき価値を自身の信念として持つ。その上で、経営組織を効果的に機能させるために、経営リーダーは自身の「理念」を企業全体で共有し、効果的な「ビジョン・戦略」を立て、機能的な「戦術」に落とし込み、それを効果的に遂行できる「組織」を編成。そして、それらが十分に機能していることを把握するために「パフォーマンス管理」を行う。

著者紹介

橋本 孝之 (ハシモト タカユキ)  
日本アイ・ビー・エム名誉相談役、山城経営研究所代表取締役社長。1978年に名古屋大学工学部を卒業後、同年、日本アイ・ビー・エムに営業職として入社。12年間営業に従事、1990年に米IBMのCorporate Headquartersにて経営戦略部門に着任。帰国後は営業部長、IBMアジアパシフィック社長補佐、ゼネラルビジネス事業部長、PCを含む全ハードウエア事業、ビジネスパートナー、インフラ系サービス担当、営業担当などを歴任し、2009年に日本アイ・ビー・エム代表取締役社長に就任。取締役会長を経て2017年度より名誉相談役に就任し、現在に至る。山城経営研究所代表取締役社長に2019年11月に就任
今井 正彦 (イマイ マサヒコ)  
山城経営研究所顧問、合同会社NEXYL代表、HRCコンサルティング代表取締役。日本アイ・ビー・エム、IBMビジネスコンサルティングサービス、コンピューターサイエンス、Minoriソリューションズ、ミライト情報システムで経営コンサルティング業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)