• 本

AIはすべてを変える

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-296-11363-7
4-296-11363-1
税込価格 2,750円
頁数・縦 362P 19cm

商品内容

要旨

AIは「電気」のように社会にとって不可欠で当たり前の存在になる。だが、同時にディープフェイク、軍事利用など、危険な面も併せ持つ。人間はAIにどう対応すればよいのか?AIをめぐる誇張を排し、その真実に迫る。

目次

第1章 迫りくる創造的破壊
第2章 AIは第二の電気となる
第3章 「誇張」されるAI―リアルな現状
第4章 インテリジェントマシン構築の試み
第5章 ディープラーニングとAIの未来
第6章 消えゆく雇用とAIが経済にもたらすもの
第7章 AI監視国家が台頭する
第8章 AIがはらむリスク
結論 AIの二つの未来

出版社・メーカーコメント

■フィナンシャル・タイムズ紙の年間最優秀ベストビジネス書に選ばれるとともに、世界的な話題作となった『ロボットの脅威』(Rise of the Robots)の著者が放つ、人工知能(AI)と社会の未来予想図。AIの最新動向、それがもたらす社会・経済への変化を鋭く洞察する。■著者は、人工知能分野のノーベル賞と言われる「チューリング賞」受賞ら、AI研究の最先端を担う研究者たちへの取材をもとに執筆。ディープラーニング、機械学習、強化学習、画像認識技術などのAIテクノロジーの発展と現状、さらに汎用人工知能、スーパーインテリジェンスの実現可能性(不可能性)について展望。経済全体、雇用、労働市場、所得格差への影響、ベーシックインカムなどのセーフティーネット、そしてサイバー攻撃、ディープフェイク、軍事利用についても取り上げる。■AIを利用した医療診断、人間では到底不可能な分子生物学におけるブレークスルー――。2010年代にディープラーニングが登場して以来、人工知能(AI)は、かつてないスケーラビリティをもつ創造的破壊をもたらし、日々の生活から経済・社会のあらゆる場面で応用されるようになってきている。だが、その力は誇張されている。自動運転技術は進歩しても、自動運転が普及するのは相当先の将来だ。また、気候変動やパンデミックへの備えにとってもAIは重要な役割を果たし、社会や生活に大きく変えていくが、監視やフェイク情報の量産への利用などなど、ダークな面も併せ持つ。■AIは社会の発展には不可欠な存在であり、その開発を進める必要がある。だが、同時に、社会のあらゆる場面で利用されるようになった今こそ健全な未来の社会を展望するために、AIが何をどう変えるのか、どのような問題をもたらすのかを理解し、AIの本当の影響力とは何かを見極める必要がある。

著者紹介

フォード,マーティン (フォード,マーティン)   Ford,Martin
フューチャリスト。ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー『ロボットの脅威』著者。同書はフィナンシャル・タイムズ紙ベスト・ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー受賞。シリコンバレーを拠点とするソフトウェア開発会社創業者。人工知能が社会に及ぼす影響に関するTED Talkは300万回以上閲覧されている。ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、フォーチュン誌、フォーブス誌、アトランティック誌などに寄稿。カリフォルニア州サニーベールに居住
松本 剛史 (マツモト ツヨシ)  
翻訳家。1959年和歌山市生まれ。東京大学文学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)