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恐るべき子ども リュック・ベッソン『グラン・ブルー』までの物語

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出版社名 辰巳出版
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-7778-2937-8
4-7778-2937-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 556P 19cm

商品内容

要旨

海に魅了された少年が、29歳で映像化を成し遂げるまでの道のりを綴ったメモワール。

目次

ぼくはまだ暗闇のなかにいた
小石だらけの小さな湾で
ギリシャ、タコ、ウツボ
ぼくが手にした一つの言語
映画、写真、音楽
イルカと青い世界の底へ
書く習慣ができた
ジャック・マイヨール
映画を作りにパリへ
兵役とカンヌ映画祭
これがぼくの家族
エリック・セラ
ジャン・レノ
『最後の戦い』
受賞、そしてゴーモン社試写室へ
パリからタオルミーナまで
スティングとイザベル・アジャーニ
『サブウェイ』
ウォーレン・ベイティ
ロザンナ・アークエットとジャン=マルク・バール
途方もない冒険の日々
『グラン・ブルー』

出版社・メーカーコメント

記録的大ヒットなった映画『グラン・ブルー』までの軌跡を描いた傑作ノンフィクション「ぼくは圧倒的なブルーのなかにいた……いつか、誰かがこの世界を映像化してくれたらいいのに」----リュック・ベッソン強烈な生い立ちから、映画に人生を捧げることを決めた青年時代、ブルーの世界に憧れその映像化を成し遂げるまでの道のりをリュック・ベッソン自らが語りつくす。「ぼくは圧倒的なブルーのなかにいた。とても気分がいい。全身が次第に安らぎで満たされてくる。自然との一体感、自我の放棄・・・・・・。さらなる自由を味わいたくて、ロープから手を放す。数秒後には陶然となり、自分が消えていくような心地がした。もうそこにぼくはいない。ぼくはブルーそのもので、幾千の粒子となってブルーの世界に散っていた。ようやく自分の居場所が見つかった。永遠にいられる場所が」――〈本文より〉映画史に残る名作『グラン・ブルー』を生み出したフランスを代表する監督リュック・ベッソンが、その波乱に満ちた半生をはじめて語りつくした。強烈な個性の家族、両親の愛を渇望した少年時代、映画への情熱にめざめ、兵役や資金難といった試練を乗り越えながら一歩ずつ映画監督への道を進んでいく青年時代――知られざるリュック・ベッソンの真実を自ら余すところなく綴った映画ファン待望の一冊。

著者紹介

ベッソン,リュック (ベッソン,リュック)   Besson,Luc
映画監督。1959年、パリ生まれ。『最後の戦い』(1983)で長編映画監督デビューを果たし、『サブウェイ』(1985)、『グラン・ブルー』(1988)、『ニキータ』(1990)、『レオン』(1994)など、映画史に残る名作を次々と生み出す
大林 薫 (オオバヤシ カオリ)  
フランス語翻訳家。青山学院大学フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)