アジア遊学 271
儒教思想と絵画 東アジアの勧戒画
- 水野裕史/編 守屋正彦/〔ほか執筆〕
出版社名 | 勉誠社 |
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出版年月 | 2022年7月 |
ISBNコード |
978-4-585-32517-8
(4-585-32517-4) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 300P 21cm |
シリーズ名 | アジア遊学 |
商品内容
要旨 |
古来、絵画は、ひとつ鑑賞の目的のみならず、そこに描かれた題材や物語から、あるべき生き方、倣うべき考え方を学び、自らを顧みるための装置として存在していた。特に東アジアにおいては、中国を淵源とする儒教思想に基づき、善行を勧め、悪行を戒めるために描かれた『勧戒画』がひろく作成され、それらは、いまなお各地に多種多様な作品として伝存している。人びとの思想や生活に対し、絵画はどのように機能し、展開していったのか―古代から近代における『勧戒画』の諸相を多角的に考察、作品が生まれ、受容された時代の思想・文化を捉えなおすとともに、時代を超えて、見る者の「鑑」となる美術作品の力を再認識する刺激的な一冊。 |
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目次 |
1部 勧戒画の成立(勧戒のシンボル―礼拝空間における孔子祭祀のあり方 |