• 本

「みんな違ってみんないい」のか? 相対主義と普遍主義の問題

ちくまプリマー新書 405

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-480-68430-1
4-480-68430-1
税込価格 924円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく―考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。

目次

第1章 「人それぞれ」論はどこからきたのか(普遍性を偏重する西洋文明
相対主義的な考え方の始まり ほか)
第2章 「人それぞれ」というほど人は違っていない(言語相対主義
基本の色彩語 ほか)
第3章 「道徳的な正しさ」を人それぞれで勝手に決めてはならない(人類普遍だからといって「そうするのが正しい」ということにはならない
「道徳的な正しさ」についての私の考え方 ほか)
第4章 「正しい事実」を人それぞれで勝手に決めてはならない(「事実は人それぞれ」と主張する人たち
ものの見え方は人それぞれでない ほか)

出版社・メーカーコメント

他人との関係を切り捨てるのでもなく、自分と異なる考えを否定するのでもなく――「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを考える。

著者紹介

山口 裕之 (ヤマグチ ヒロユキ)  
1970年奈良県生まれ。徳島大学総合科学部教授。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2002年博士(文学)学位取得。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)