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ナイフを胸に抱きしめて

出版社名 新潮社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-10-354691-7
4-10-354691-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 297P 20cm

商品内容

要旨

父は、私たち姉妹が子供の頃、外に女を作って家を出た。女手一つで私たちを育てた母は、過労がたたって数年前に亡くなった。私は成人して教員になり、妹は受験生として頑張っている。すべて忘れて過ごしていたはずなのに、唐突にあの女が現れた。可愛らしい女の子の母親として―。私はあの女が許せない。私たちから家族を奪い、自分だけ幸せになるなんて!読み終わったとき、タイトルの本当の意味が立ち上がる!戦慄と感動の読書体験をあなたに。

出版社・メーカーコメント

教えて下さい。どうしたら、この憎しみから解放されるのでしょうか? 悲痛な叫びが胸をうつ、静かに昂ぶる最終章に涙せよ! 父は、私達姉妹が幼い頃、外に女を作って家を出た。女手一つで私達を育てた母は、過労がたたって数年前に亡くなった。すべて忘れて過ごしていたはずなのに、唐突にあの女が現れた。可愛らしい女の子の母親として。私はあの女を許さない。私達の家族を奪って、自分だけ幸せになるなんて! 怨讐と贖罪の長編ミステリ。

著者紹介

八重野 統摩 (ヤエノ トウマ)  
1988年生まれ、北海道出身。立命館大学卒業。2011年「電撃小説大賞」に投稿した作品が編集部員の目にとまり、翌2012年『還りの会で言ってやる』(メディアワークス文庫)でデビュー。2019年、『ペンギンは空を見上げる』で第34回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)