• 本

マーティン・イーデン

白水uブックス 240 海外小説永遠の本棚

出版社名 白水社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-560-07240-0
4-560-07240-X
税込価格 2,640円
頁数・縦 536P 18cm

商品内容

要旨

20世紀初めのアメリカ西海岸オークランド。労働者地区で生まれ育った若者マーティン・イーデンは、船乗りとなり荒っぽい生活を送っていたが、裕福な中産階級の女性ルースに出会い、その美しさと知性に惹かれるとともに文学への関心に目覚める。生活をあらため、図書館で多くの本を読んで教養を身につけ、文法を学んだマーティンは作家を志し、海上での体験談、小説や詩、評論を次々に書いて新聞や雑誌に送るが一向に売れず、彼が人生の真実をとらえたと思った作品はルースにも理解されない。生活は困窮し、絶望にかられ文学を諦めかけたとき、彼の運命は一転する…

出版社・メーカーコメント

船乗りマーティンは裕福な家の娘と出会い、新しい世界へ足を踏み入れる。労働者階級から独学で作家を目指す若者の苦闘を描いた名作。

著者紹介

ロンドン,ジャック (ロンドン,ジャック)   London,Jack
1876‐1916。アメリカの作家。サンフランシスコに生まれる。家計を助けるため少年時代から新聞配達や缶詰工場で働き、牡蛎泥棒で悪名を馳せた後、アザラシ猟の船に乗り込み、放浪者となり全米を放浪、ゴールドラッシュに沸くアラスカにも赴いた。やがて短篇や詩、記事、評論などの投稿を始め、『野性の呼び声』(1903)で一躍流行作家となる。アラスカや南洋を舞台にした作品、動物小説、社会小説、ボクシング物、SF、幻想小説、ルポルタージュなど、多彩な作品で世界的名声を得た。創作、旅行、農園経営と精力的な活動を続けたが、長年の疲労と大酒で健康を害し、1916年尿毒症と鎮痛薬モルヒネの過剰摂取により死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)