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噴火と寒冷化の災害史 「火山の冬」がやってくる

角川新書 K−398

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-04-082439-0
4-04-082439-3
税込価格 1,056円
頁数・縦 295P 18cm

商品内容

要旨

地球に住むリスク、その一つが火山噴火だ。地震を誘発し、さまざまな被害をもたらし、都市機能をまひさせる。なかでも深刻なのが長期の寒冷化だ。細かい噴出物が中空を漂い、太陽光を遮ることで起こる。その影響は多大で、文明が滅びるなど、歴史を大きく変えてきた。長年、地球環境問題に取り組んできた著者が、火山と人類の格闘をたどる。

目次

第1章 富士山は噴火するのか(火山噴火の集中期
地球は火山でつくられた)
第2章 「火山の冬」と気候変動(「火山の冬」の原因は
535年の歴史ミステリー ほか)
第3章 文明を崩壊させたカルデラ噴火(巨大カルデラの島
文明を崩壊させた火山噴火 ほか)
第4章 悪夢の時限爆弾―破局噴火(破局噴火とは
20世紀の火山災害と未来の危険 ほか)

出版社・メーカーコメント

都市機能をまひさせ、地球を寒冷化させる……火山と人類の格闘をたどる文明の消滅や全地球的な寒冷化など、火山による影響は甚大だ。その危機は時代を経ても変わらず、トンガ噴火は記憶に新しく、国内でも富士山の噴火が近いという。地球環境史の視点から、火山と人類の歴史をたどる。

著者紹介

石 弘之 (イシ ヒロユキ)  
1940年、東京都生まれ。東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。ニューヨーク特派員、編集委員などを経て退社。国連環境計画(UNEP)上級顧問(ナイロビ、バンコク)、東京大学大学院・北海道大学大学院教授、北京大学招聘教授などを歴任。この間、ザンビア特命全権大使、国際協力機構(JICA)参与、東中欧環境センター理事(ブタペスト)などを兼務。世界約135ヵ国で調査・研究活動を行う。英ロイヤルソサエティ(RSA)会員。国連ボーマ賞、国連グローバル500賞、毎日出版文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)