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撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-12-005558-4
4-12-005558-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 276P 20cm

商品内容

要旨

ガリポリ(WW1)、ダンケルク(WW2)、スターリングラード(WW2)、ガダルカナル、インパール、キスカなどにおいて、政府、軍統帥機関、現場指揮官が下した決断と背景、結果を分析、窮地から脱する善後策を探る。リスクを最小にする最善の時機最良の方法。

目次

第1部 国家首脳の最高決断で行われた撤退(ダーダネルス作戦、ガリポリ半島からの撤退―遠すぎたアチババ高地
ダンケルクへの撤退とダイナモ作戦の発動―イギリス遠征軍司令官ゴート卿の決断
中国軍介入と三八度線への撤退―国連軍司令官マッカーサーの決断
スターリングラード包囲環からの脱出―ドイツ第六軍司令官パウルス元帥の決断、服従か不服従か)
第2部 軍最高統帥機関の決定で行われた撤退(ガダルカナル島からの撤退―官僚組織にみる積み上げによる意志決定
インパールからの撤退―統帥乱れて
キスカからの撤退―天佑神助の撤退作戦)
第3部 現地指揮官の決断で行われた撤退(沖縄戦、第三二軍の南部島尻への撤退―作戦第一主義がもたらした決断
ノモンハン事件における、第二三師団捜索隊の無断撤退―自決に追い込まれた第二三師団捜索隊長)

出版社・メーカーコメント

ガリポリ(WW1)、ダンケルク(WW2)、スターリングラード(WW2)、ガダルカナル、インパール、キスカなどおいて、政府、軍統帥機関、現場指揮官が下した決断と背景との因果関係・結果を分析、窮地から脱するための善後策を探る

著者紹介

齋藤 達志 (サイトウ タツシ)  
1964年生まれ。陸上自衛隊普通科2佐(再任用)、1987年、防衛大学校卒業、2010年、早稲田大学大学院社会科学研究科修了(学術修士)。陸上自衛隊第一線部隊、幹部学校指揮幕僚課程、筑波大学研究生(史学)、富士学校、幹部学校で戦術・戦史教官として勤務、現在、防衛省防衛研究所戦史研究センター所員として戦史研究・教育、史料室業務(認証アーキビスト)を担当。専門は近代日本軍事史、戦略・作戦・戦闘、戦史研究、陸軍大学校、旧軍の公文書管理など論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)