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数奇な航海 私は第五福龍丸

出版社名 旬報社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-8451-1772-7
4-8451-1772-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 186P 19cm

商品内容

要旨

死の灰を浴び、嫌われて、捨てられて、そして不死鳥の様に復活した「私」。運命の荒波に翻弄されたある船の物語。

目次

1 私は死の灰を浴びた(乗組員二三人と南の海へ
光と轟音につつまれて ほか)
2 はやぶさ丸となる(「海に沈めてしまおうか」
疫病神と呼ばれた私 ほか)
3 再び、第五福龍丸として(とうとう廃船がきまる
ゴミの島に放置され… ほか)
4 数奇な生い立ち(心臓が、誕生した地にもどる
故郷は紀伊半島の古座町 ほか)
5 新たな航海へ(私のもとを訪れる人々
外国からも多くの人が ほか)

出版社・メーカーコメント

死の灰を浴び、嫌われ、捨てられ、そして不死鳥のように復活した「私」 運命の荒波に翻弄されたある船の物語 第五福龍丸の誕生から75年。死の灰を浴びた船は、じつは名前と役割を変えながら、被爆後も10年以上にわたり航海を続けていました。いよいよ廃船となり、ごみ捨て場に放置されていたところを再び”発見”され、平和と反核の象徴として展示館に保存されることに――奇妙な運命をたどった第五福龍丸の歩みを、船である「私」の視点から語るノンフィクション。核の脅威が現実化する今こそ見つめたい悲劇の真実。

著者紹介

川井 龍介 (カワイ リュウスケ)  
ジャーナリスト、ノンフィクションライター。1956年神奈川県生まれ。慶応大学法学部卒、毎日新聞記者を経て独立。「大和コロニー」の英語版「Yamato Colony」(University Press of Florida)は、「the 2021 Harry T.and Harriette V.Moore Award for the best book on ethnic groups or social issues from the Florida Historical Society.」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)