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そこから青い闇がささやき ベオグラード、戦争と言葉

ちくま文庫 や60−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-480-43833-1
4-480-43833-5
税込価格 880円
頁数・縦 245P 15cm

商品内容

要旨

「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる…」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事…人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。

目次

1 カラタチの花、トランク
2 こどもの樅の木
3 光る朝の雪
4 ひなぎくの花
5 鳥のために
6 あどけない話
7 泳ぐ花嫁
おわり、或いは、あたらしいはじまり

出版社・メーカーコメント

紛争下の旧ユーゴスラビア。NATOによる激しい空爆、戦火の中の人びとの日常、文学、希望……。戦争の実際を詩人が描く。解説 池澤夏樹

著者紹介

山崎 佳代子 (ヤマサキ カヨコ)  
詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年よりセルビア共和国ベオグラード市在住。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)