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戦争と文化 第二次世界大戦期のフランスをめぐる芸術の位相

出版社名 三元社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-88303-551-9
4-88303-551-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 265,19P 22cm

商品内容

要旨

およそ20年の戦間期を経て再びの開戦、そして1940年には侵攻したナチス・ドイツにパリを占領されたフランス。だが戦時下においても、芸術家たちはそれぞれの方法・場所で活動を続けていた。錯綜する状況下、芸術家個人の思いや国の文化政策はいかなるものだったか。6人の美術史研究者が検証する。

目次

序章 一九三七年パリ国際博覧会をめぐるフランスの文化政策
1章 無に相対して―一九四〇年代フランスの美術
2章 “岐路”に立つ仏独の芸術家―第二次世界大戦時のフランスにおけるコラボラシオンと収容
3章 「公式の趣味」の変遷とヴィシー政権下における美術作品の国家購入
4章 モデルニテの遺産と第二次世界大戦期のフランス美術
5章 「フランス」をうつす写真集―レイモン・シャル出版の刊行物から見る戦時下のフランスの表象
6章 第二次世界大戦期の「フランス性」をめぐる芸術的「地政学」

出版社・メーカーコメント

芸術・文化はつねに政治的側面を内包し、国家の存亡をかけた戦時下ではその相関関係はより緊密になる。およそ20年の戦間期を経て再びの開戦、そして1940年には侵攻したナチス・ドイツにパリを占領されたフランス。だが戦時下においても、芸術家たちはそれぞれの方法・場所で活動を続けていた。錯綜する状況下、芸術家個人の思いや国の文化政策はいかなるものだったか。6人の美術史研究者が検証する。

著者紹介

大久保 恭子 (オオクボ キョウコ)  
京都橘大学教授。博士(文学・大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)