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魔王の島

文春文庫 ル8−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-16-791939-9
4-16-791939-7
税込価格 1,210円
頁数・縦 475P 16cm

商品内容

要旨

祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後にここで働き始めた者たちだけが住む島は不吉な気配に満ちていた。かつてこの島に逗留し、のちに全員死亡した子供たちが怖れた魔王とは?積み重なる謎。高まりゆく不安と恐怖。果たして誰が誰を欺こうとしているのか?何重もの罠を張り巡らせた究極のサイコ・サスペンス。2019年度コニャックミステリー大賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

 ――彼女のはなしは信じるな。 2019年度コニャック・ミステリ大賞受賞、 幾重もの罠を張り巡らせた真のサイコ・ミステリー。 祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後に祖母とここで働き始めた者たちだけが住む島。本土への船が来る日までを島で過ごす彼女は、やがてこの島に漂う不吉な影に気づきはじめる。ここには何か忌まわしい過去がある。そして若き日の祖母の手記にも謎の「魔王」の影が……。 島で行われていたというナチスの実験。 この島に逗留し、やがて海で死んだ子供たち。 何かを封じた開かずの扉。 すべての核心となる「サンドリーヌの避難所」事件。 積み重なる謎。高まりゆく不安と恐怖。 誰かが誰かを欺こうとしている。 誰が誰を欺こうとしているのか? いったい何が真実なのか? 読めば読むほど深まる謎また謎。曲折しながら突進する行先不明のストーリー。反則スレスレの大驚愕。――この種の不敵なミステリーの名産地といえばフランス。そこから新たな鬼才が登場しました。不吉なイメージの乱舞と恐ろしい出来事の連打の中に編み込まれた幾重もの罠! 『その女アレックス』のルメートル、『黒い睡蓮』のビュッシ、『パリのアパルトマン』のミュッソに続くフランスの刺客、ジェローム・ルブリ。その大胆不敵な怪技をご体験ください。 ジェローム・ルブリ J?r?me Loubry1976年、フランス生まれ。外食業界で働くかたわら作家を志し、2017年に長編小説Les chiens de D?troitでデビューを果たす。『魔王の島』は第三長編で、コニャック・ミステリー・フェスティバルで授与されるコニャック・ミステリー大賞の受賞作となった。

著者紹介

ルブリ,ジェローム (ルブリ,ジェローム)   Loubry,J´er^ome
1976年、フランス生まれ。外食業界で働くかたわら作家を志し、2017年に長編小説Les chiens de D´etroitでデビューを果たす。『魔王の島』は第三長編で、コニャック・ミステリー・フェスティバルで授与されるコニャック・ミステリー大賞の受賞作となった
坂田 雪子 (サカタ ユキコ)  
神戸市外国語大学中国学科卒業。フランス文学・英米文学翻訳家
青木 智美 (アオキ トモミ)  
大阪女子大学(現大阪府立大学)英文科卒業、ローザンヌ大学文学部フランス語科修了。フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)