アンゲラ・メルケル演説選集−私の国とはつまり何なのか
出版社名 | 創元社 |
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出版年月 | 2022年8月 |
ISBNコード |
978-4-422-32032-8
(4-422-32032-7) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 78P 20cm |
商品内容
要旨 |
「壁」の崩壊と再統一を経験した東独出身者として、またドイツ初の女性首相として16年にわたり政権を担ったアンゲラ・メルケルは、実直な態度と手堅い手腕で国内外に存在感を示した。公の場で個人的な思いを語ることはほとんどなかったが、その根底には自由と民主主義への強い信念があった。冷静で合理的な元首相が自身の信念を率直に語り、ドイツ国民の心を動かした、自由と民主主義をめぐる3つの演説。そこから浮かび上がる、統一ドイツの「現在の姿」とは。 |
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目次 |
私の国とはつまり何なのか |
出版社・メーカーコメント
ドイツ初の女性首相として2005年から16年にわたり政権を握ったアンゲラ・メルケル。旧東独出身の物理学者らしく、派手なパフォーマンスはほとんどせず、事実に即した淡々とした言動が特徴的だった。本書は、彼女の幾多の演説の中から特に印象的な3編を、旧東独の老舗出版社編集長が厳選した選集である。日本版には豊富な訳注と解説を追加し、演説を通じて、激動の世界情勢におけるメルケル政権、そして統一ドイツの在り方を振り返る。 *** アンゲラ・メルケル(Angela Dorothea Merkel) ドイツ第8代連邦首相(2005〜2021年)。1954年、旧西ドイツ・ハンブルクで福音主義教会牧師の父と英語教師の母との間に生まれ、生後間もなく旧東ドイツに移住し、ブランデンブルク州テンプリーンで育つ。ライプツィヒ大学で物理学を学んだ後、ベルリンの科学アカデミーに勤務。1986年、博士号を取得。1989年のベルリンの壁崩壊を受けて政治の世界に足を踏み入れ、ドイツ統一直後の1990年12月の連邦議会選挙でキリスト教民主同盟(CDU)から出馬し当選。コール政権で女性・青少年相、環境・自然保護・原発保全相を歴任した後、2000年にCDU代表に就任。2005年、女性としてはドイツ初の連邦首相就任を果たす。その後、ユーロ危機、難民受け入れ、COVID-19流行など数々の難局に対応しながら4期16年にわたる長期政権を維持し、2021年12月に退任、政界からも引退した。