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発達障害からニューロダイバーシティへ ポリヴェーガル理論で解き明かす子どもの心と行動

出版社名 春秋社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-393-36568-7
4-393-36568-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 345,26P 21cm

商品内容

要旨

“困っている子”を救うニューロセプションの視点。発達のちがいや自閉症スペクトラム、トラウマのある子どもたちの“問題行動”を神経系の知見をもとに神経多様性のパラダイムでとらえなおし社会情動的発達をうながす革命的アプローチ!

目次

1 行動を理解する(行動に隠された適応性を明らかにする
トップダウンか?ボトムアップか?―行動に対応する前にその根源を理解する
個人差について)
2 解決策(安全がすべてのはじまり
行動の根底にあるものに対処する―ボトムアップで課題に取り組む
ボディアップからトップダウンまでの課題に取り組む)
3 ニューロダイバーシティ、トラウマ、そして未来への展望(自閉症とニューロダイバーシティを持つ人の行動―注意深く対応する
有害なストレスやトラウマにさらされた子どもの行動上の課題をサポートする
未来への希望と、今やるべきこと)

出版社・メーカーコメント

“困っている子”を救うニューロセプションの視点! 発達のちがいや自閉症スペクトラム、トラウマのある子どもたちの“問題行動”を神経系の知見をもとに神経多様性のパラダイムでとらえなおし社会情動的発達をうながす革命的アプローチ! S・W・ポージェス、K・ネフほか各氏推薦!〈ベンジャミン・フランクリン・ブックアワード〉心理学部門(2020)受賞作、待望の邦訳! “問題行動”は氷山の一角であり、子どもが生き抜くための「適応的な反応」。「氷山の一角」としてあらわれた行動ではなく、水面下の目に見えない真の原因を神経科学の理論から探り、神経多様性に由来する個人差を尊重した解決策を紹介。〈緑の神経経路〉でつながりを回復する、育児・教育のパラダイムシフト。 問題のある行動や混乱した様子を目にしたとき、私たちが最初に問うべきことは、“どうすればそれを取り除くことができるか”ではなく、“これはその子について何を物語っているのか”ということです。――問題行動をなくすことに焦点を当てるのではなく、子どもたちに、それぞれの子どもの神経系に合わせた安全の合図を与え、社会交流行動が自然に生まれるようにする必要があります。(本文より)

著者紹介

デラフーク,モナ (デラフーク,モナ)   Delahooke,Mona
臨床心理士として30年以上の経験を持ち、子どもとその家族のケアに携わる。ニューロダイバーシティ(神経多様性)のある子どもや青年、成人の家族を支援する組織、プロフェクタム財団のシニア・ファカルティー・メンバー、ロサンゼルス郡精神衛生局トレーナー。カリフォルニア州の乳幼児メンタルヘルス分野における最高レベルの承認であるRPM(Reflective Practice Mentor)を取得。保護者のグループや研究所、学校、公共機関などで頻繁に講演、研修、コンサルテーションをおこなう。発達、行動、感情、学習の進み方に違いのある子どもたちへの、思いやりのある、人間関係に基づいた神経的発達のための介入を促進することに人生を捧げている
花丘 ちぐさ (ハナオカ チグサ)  
ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー(SEP)。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業、米国ミシガン州立大学大学院人類学専攻修士課程修了、桜美林大学大学院国際人文社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。公認心理師。社団法人日本健康心理学会公認専門健康心理士。A級英語同時通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)