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「友だち」から自由になる

光文社新書 1222

出版社名 光文社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-334-04629-3
4-334-04629-0
税込価格 880円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

大切なのは「友だち」がいる/いないということではない!プラトンの時代と現在の「友だち」はまったくの別物!?SNSが当たり前になった時代の新しい友情論。

目次

第1章 変わりゆく「友だち」(昔と似て非なる「友だち」
つながりのなかに取り込まれていた時代 ほか)
第2章 友だちには本音を言えない(場の空気を読んで親しさを装う
「従来の青年観」から「新しい青年観」へ ほか)
第3章 会えなくてもつながる友だち(目の前にいない人と連絡をとる
手紙の時代 ほか)
第4章 コスパで決める友だちづきあい(役に立つ人こそが友だち
資源・資本になった人間関係 ほか)
第5章 「形から入る友人」関係を超えて(「形から入る友人」に光明はないのか
「友人・友だち」概念を脇においておく ほか)

出版社・メーカーコメント

つながりを意識的に調達しなければ、つながりの輪からあぶれてしまう社会では、まず、誰かと友人または恋人になる必要がある。誰かとの永続的な関係を望むのならば、私たちは、同じクラスなどたまたま居合わせた人に「友だち」をいう枠を当てはめ、その枠を維持するように行動しなければならないのである。現代社会を生きる私たちの友人関係は、あらかじめ友人・友だちという枠を当てはめ、そこに合うように関係の中身を調整することで成り立っている。このようなつながりは、「結果としての友人」と正反対の「形から入る友人」とでもいうべきものである。(第一章 変わりゆく「友だち」より)

著者紹介

石田 光規 (イシダ ミツノリ)  
1973年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)