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「幸せの列車」に乗せられた少年

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-309-20866-4
4-309-20866-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

南部の貧しい家庭の子供を北部の一般家庭が一時的に受け入れる、第二次世界大戦後のイタリアで実際に行われた社会活動「幸せの列車」。貧困問題、親子関係、新しい暮らし、揺らぐアイデンティティ―7歳の少年の目を通し、ユーモアを交えた圧倒的な筆致で描き出す。イタリア版本屋大賞(Amo questo libro賞)など受賞、33言語で刊行のベストセラー!

出版社・メーカーコメント

南部の困窮家庭の子を、一時受入れ先の北部の裕福な家庭へと連れていく列車。故郷の母への思いと新しい家族との生活で揺れ動く7歳の少年時代の物語と大人になってからの視点が心を打つ。

著者紹介

アルドーネ,ヴィオラ (アルドーネ,ヴィオラ)   Ardone,Viola
1974年、イタリアのナポリ生まれ。文学部を卒業したのち、出版社勤務を経て、高校でイタリア語とラテン語を教える。2012年、『La ricetta del cuore in subbuglio(乱れた心の処方箋)』で小説家としてデビュー。2019年に発表した長編小説3作目となる本書『「幸せの列車」に乗せられた少年』がイタリア国内で30万部を売り上げるベストセラーとなり、33言語で刊行される。2021年に発表した最新作、『Oliva Denaro(オリーヴァ・デナーロ)』では、男性優位の因襲が強く残る1960年代のシチリアの村を舞台に一人の女性の生き方を描き、“現代のヒロイン賞”を受賞した。イタリアでもっとも注目される作家の一人となった現在でも、高校教師の仕事を続け、生徒たちに読書の喜びを伝える活動などを精力的におこなっている
関口 英子 (セキグチ エイコ)  
埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』(光文社古典新訳文庫)で第1回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)