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マスク越しのおはよう

出版社名 講談社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-06-528367-7
4-06-528367-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 300P 20cm

商品内容

文学賞情報

2023年 第63回 日本児童文学者協会賞受賞

要旨

コロナ禍の子ども達の心のリアルを描く。野間児童文芸賞受賞作家、山本悦子氏待望の新作!

出版社・メーカーコメント

世の中の風景は一変した。誰も彼もがマスクをつけて歩いている。つけなくてはいけないのだ。ー中略ーこんな日がくるなんて、夢みたい。 マスク歴三年・荒川千里子小山さんに、マスクの性能をうたわれてから、マスクが気になってしょうがない。だいたい、マスクは、あたしとなずなはそれぞれ一枚ずつしか持っていない。――ヒョウ柄マスクのプリンセス・渡辺芹那「顔がみえねえじゃん。」って一瞬絶望したっけど、フェイスシールドがあると気づいた。ネットですぐ買った。――風に吹かれて・広田麦家で、勉強できる。心臓がドクンと大きく波打った。だったら、わたしも、授業にでられるかも……。――「別人二十八号」主演・小柳沙織人生オワタと思った。朝イチに電話がかかってきた。おとんに続いて、おかんとおにいが陽性。無事なのはあたしだけ。――七匹目の子ヤギ・田所美咲

著者紹介

山本 悦子 (ヤマモト エツコ)  
愛知県生まれ。元小中学校教員。『グッバイドール』で第12回月刊MOE童話大賞童話賞受賞。1996年、『ぼくとカジババのめだまやき戦争』(ポプラ社)でデビュー。『WA・O・N 夏の日のトランペット』(ひくまの出版)で第7回新・北陸児童文学賞受賞。『がっこうかっぱのイケノオイ』(童心社)が第57回青少年読者感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書に選ばれる。『先生、しゅくだいわすれました』(童心社)がミュンヘン国際児童図書館の選ぶブックリスト「The White Ravens 2016」に選ばれる。2017年『神隠しの教室』(童心社)で第55回野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)