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おんなの花見

文春文庫 み61−1 煮売屋お雅味ばなし

出版社名 文藝春秋
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-16-791948-1
4-16-791948-6
税込価格 781円
頁数・縦 245P 16cm

商品内容

要旨

訳あって離縁したお雅が営む「旭屋」。夕餉の献立に困ったおかみさんたちの間で、持ち帰りのお菜をたっぷり揃えた見世は評判を集めている。気難しい差配や常連客の色恋、そして元亭主や母親との関係に悩まされながらも、お雅は旬なお菜を拵え、「旭屋」を逞しく切り盛りする。江戸をめぐる四季と人間模様を丁寧に描いた、心温まる時代小説。

出版社・メーカーコメント

訳あって離縁したお雅が営む「旭屋」。夕餉の献立に困ったおかみさんたちの間で、持ち帰りのお菜をたっぷり揃えた見世は評判を集めている。 けれど、お雅には最近悩みがあった。長屋の差配が見世先に立って、お菜を求めるおかみさんたちを「女房だろ、母親だろ、なぜ自分で作らない」と説教するようになったのだ。おかみさんたちの足は遠のき、せっかく拵えたお菜も余ってしまう。そんな矢先、差配の内儀が体調を崩してしまい……。(収録作「はるいわし」)。 気難しい差配や常連客の色恋、そして元亭主や母親との関係に悩まされながらも、お雅は旬なお菜を拵え、「旭屋」を逞しく切り盛りする。江戸をめぐる四季と人間模様を丁寧に描いた、心温まる時代小説。 <収録作品>お菜を買いに来たおかみさんを叱る差配。どうすれば?「はるいわし」お花見の季節。常連客の色恋沙汰に巻き込まれ……「さくらのうたげ」町でにわかに流行る「大食い競べ」、勝負の行方は?「おおぐいくらべ」秋が深まる中、お雅の元亭主が見世にやって来た!「きくかほる」正月早々、料理茶屋の大女将である母親が訪ねてきて……「さとのあじ」

著者紹介

宮本 紀子 (ミヤモト ノリコ)  
京都府生まれ。2012年、「雨宿り」で第6回小説宝石新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)