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新しい女性、新妻房子への手紙 100年前・大正時代の在外研究員の留学日記

出版社名 黎明書房
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-654-07709-0
4-654-07709-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 229P 19cm

商品内容

要旨

著者の中野清作は一九二二年から一九二四年の二年間、文部省の在外研究員として、農政学の研究のため米、英、独、仏へ留学した。その留学中の出来事を日記にしたため、日本に残した身重の妻、房子へと送った。(*仏の記録は残っていない。)関東大震災直後の通信もままならぬ緊迫した状況や身重の妻を気遣う手紙。ハイパーインフレーション下のドイツ。当時の米国、欧州の風俗や女性のファッション。民主主義の兆しがみえ始めた大正時代の日本の女性との比較分析と啓発などさまざまな記述は、当時の様子が窺い知れる貴重な資料である。

目次

1 太平洋航路
2 桑港、シカゴ
3 マディソン、シカゴ、ナイアガラ
4 紐育、華盛頓
5 大西洋航路
6 倫敦
7 伯林

出版社・メーカーコメント

著者中野清作は1922年〜1924年、文部省在外研究員として米、欧州へ留学。留学中の出来事を日記し、日本の身重の妻房子へと送った。日記には第一次世界大戦後の間もない、米、英、独の様子が克明に書かれている。

著者紹介

中野 清作 (ナカノ セイサク)  
1895年石川県(現、白山市)に生まれる。1920年東京帝国大学農学部農学科卒業。1921年6月柳川フサ(房子)と結婚。1922年4月〜1924年7月文部省在外研究員として留学。1924年11月三重高等農林学校(現、三重大学農学部)奉職。1960年3月三重大学農学部教授退官。1979年6月84歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)