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ショパン・コンクール見聞録 革命を起こした若きピアニストたち

集英社新書 1134

出版社名 集英社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-08-721234-1
4-08-721234-3
税込価格 1,012円
頁数・縦 249P 18cm

商品内容

要旨

五年に一度行われ、世界三大音楽コンクールで最も権威があるショパン・コンクール。若きピアニストの登竜門として有名なその第18回大会は、日本そして世界中でかつてない注目を集めた。デビュー以来“一番チケットが取れないピアニスト”反田恭平が日本人として五一年ぶりに2位、前回大会も活躍した小林愛実が4位とW入賞。彼らと予選・本選を戦ったピアニストたちは、皆レベルが高く個性的で、コンクールの既存の価値観を覆すような演奏を見せつけた。これまでと大きく変わった今大会の現場では何が起こっていたのか?音と言葉を自在に操る著者が検証する。

目次

「リアル・ショパン」を求めて―第一回ショパン国際ピリオド楽器コンクール
二人のサムライ―反田恭平と川口成彦の「傾向と対策」
審査員をも屈伏させた天然ガルガルと哲学者ガジェヴ
ダン・タイ・ソン・チルドレン
小林愛実のピアニッシモと西陣織のドレス
分断される審査員たち
天は二物を与えたまいし
プレッシャーと戦ったポーランド勢
動画配信の落とし穴―ネット時代の新たな問題点
ふたたび「リアル・ショパン」

出版社・メーカーコメント

5年に1度行われ、世界三大音楽コンクールで最も権威があるショパン・コンクール。若きピアニストの登竜門として有名なその第18回大会は、日本そして世界中でかつてない注目を集めた。デビュー以来 “一番チケットが取れないピアニスト” 反田恭平が日本人として51年ぶりに2位、前回大会も活躍した小林愛実が4位とダブル入賞をはたし、YouTuberとしても活躍する角野隼斗、進藤実優、牛田智大、沢田蒼梧らの日本勢も大健闘した。さらに、優勝したブルース・リウ、同率2位のガジェヴ、3位のガルシア・ガルシアなど、予選・本選を戦ったピアニストたちは皆レベルが高く個性的で、彼らは既存の価値観を覆すような “革命的な” 演奏を見せた。これまでと大きく変わった今大会の現場では何が起こっていたのか? 音と言葉を自在に操る著者が検証する。 青柳いづみこ(あおやぎ いづみこ)1950年、東京都生まれ。ピアニスト・文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院卒業、東京藝術大学博士課程修了。1990年、文化庁芸術祭賞、1999年『翼のはえた指』で吉田秀和賞受賞。日本ショパン協会理事、日本演奏連盟理事、大阪音楽大学名誉教授。著書に『ショパン・コンクール─最高峰の舞台を読み解く』(中公新書)など多数。

著者紹介

青柳 いづみこ (アオヤギ イズミコ)  
1950年、東京都生まれ。ピアニスト・文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院卒業、東京藝術大学博士課程修了。1990年、文化庁芸術祭賞、99年『翼のはえた指』で吉田秀和賞受賞。日本ショパン協会理事、日本演奏連盟理事、大阪音楽大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)