イマジネール
文庫クセジュ 1055
出版社名 | 白水社 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-560-51055-1
(4-560-51055-5) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 154,16P 18cm |
商品内容
要旨 |
人間が作りだすメタファー、象徴、物語、神話などからなる「イマジネール」。それは夢想や芸術のみならず、思い出の推敲、未来の予示、さらには政治思想、社会的な牽引力・反発力においても活動するという。本書は、二十世紀後半に大きく前進した「イマジネール」という概念を、哲学的に分析し、総括をめざす野心的試みである。 |
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目次 |
第1章 現代の理論(歴史的背景 |
出版社・メーカーコメント
その概念の総括をめざす野心的試み 幻想、思い出、夢、メタファー、象徴、物語、神話などのなかに表れる「イマジネール」。それは私たちを身近なものから切り離し、遊びへと誘うと同時に、不安をも生じさせる。 このイマジネールという概念は、20世紀に急速に広がり、哲学をはじめ、精神分析学、文学解釈法、社会学といったさまざまな分野で発展した。 本書は、カッシーラー、サルトル、バシュラール、デュラン、リクール、コルバンらの業績を振り返りながら、用語の定義や解釈、基本的な捉え方を明らかにする。さらには政治思想への支持形態、社会的な牽引力・反発力のなかにおいてもイマジネールは活動するとし、歴史の進展に及ぼした影響にも触れる。 『聖なるもの』の著者・ジャン=ジャック・ヴュナンビュルジェによるイマジネールの概念の総括をめざす野心的な著作。