• 本

科学的思考トレーニング 意思決定力が飛躍的にアップする25問

PHPビジネス新書 448

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-569-85237-9
4-569-85237-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 216P 18cm

商品内容

要旨

本書で紹介する科学的思考法とは、決して特定の職業や業務に関わる人だけに必要なものではない。ビジネスパーソンなら誰もが身につけるべき必須スキルだ。「原因」と「結果」に関する因果関係を明らかにし、エビデンスに基づいて判断する。これが科学的思考法の本質である。科学的思考法は、ビジネスにおける意思決定の質を高めるのだ。グローバルな世界では当たり前になっている科学的思考法を「演習問題」でトレーニングする。

目次

第1章 「科学的思考法」とは何か(なぜ他社の成功事例を真似てもうまくいかないのか?
ビジネススクールでケース・メソッドを学ぶ理由 ほか)
第2章 それは本当に「因果関係」?(因果関係をチェックする3つのポイント
見せかけの相関 ほか)
第3章 真の因果関係を発見するための「科学的実験」の方法(すでに「科学的実験」は実務の現場で使われている
フィールド実験を積極活用するグローバル企業 ほか)
第4章 「科学的実験」をデザインする(実験のデザインに必要な基本要素
どんな指標を測定するべきか? ほか)
第5章 「失敗」できる組織が科学的思考法を育てる(「失敗」を前提に行動するブッキング・ドットコム
誰でも上司の許可なく何でも実験できる ほか)

出版社・メーカーコメント

「競合A社がこの販促キャンペーンを行ったところ、売上が2倍になった。だから当社でも同じキャンペーンをやろう」「業界大手のB社がこのITシステムを導入したら、現場の業務コストが3割削減された。だから当社も同じシステムを導入しよう」そうした意思決定の多くは失敗に終わります。なぜなら、うまくいったケースには特殊な文脈や前提条件があるから。前提条件が変われば、結果も変わります。そこで必要なのが、「何が原因となって、どんな結果が生じるのか」という因果関係を推論するスキル。これこそが「科学的思考法」です。本書では、因果関係のない相関関係を、因果関係だと勘違いしないための区別の仕方を解説。さらに、あなたのビジネスで、ある施策を行うと、どんな効果があるのか、その因果関係を確かめる「科学的実験」の方法も解説します。科学的実験ができるようになると、仮説を立てて実験し、その結果を分析して、また仮説を立てる、というサイクルを正しく回すことができるようになります。そして、低コストで、かつ、速いスピードで、成功へと至ることができます。日米のビジネススクールで教鞭をとり、イノベーションについて研究する著者が、世界の急成長企業は当たり前にやっている、意思決定の質を高め、「正解のないイノベーション」を起こすための思考法を解説。「経験と勘」に頼った意思決定から脱しよう!《目次》●第1章 「科学的思考法」とは何か●第2章 それは本当に「因果関係」?●第3章 真の因果関係を発見するための「科学的実験」の方法●第4章 「科学的実験」をデザインする●第5章 「失敗」できる組織が科学的思考法を育てる

著者紹介

牧 兼充 (マキ カネタカ)  
早稲田大学ビジネススクール准教授。1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学環境情報学科卒業。2002年、同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2015年、カリフォルニア大学サンディエゴ校にて博士(経営学)を取得。慶應義塾大学助教・助手、カリフォルニア大学サンディエゴ校講師、スタンフォード大学リサーチアソシエイト、政策研究大学院大学助教授などを経て、2017年より現職。カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール客員准教授を兼務。専門は、技術経営、アントレ、イノベーション、科学技術政策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)