• 本

『男はつらいよ』、もう一つのルーツ ポピュリズム映画考

出版社名 大月書店
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-272-61244-4
4-272-61244-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 281P 19cm

商品内容

要旨

『男はつらいよ』のルーツはフランス戯曲にあった。「ポピュリスム」と呼ばれるその系譜に山田洋次を位置づけつつ、日本映画史をたどりなおす。

目次

第1部 ポピュリズムについて(ポピュリズムとポピュリスム
フランク・キャプラのポピュリスト・コメディ)
第2部 家城巳代治小論―その戦争責任論とも関わって(家城巳代治素描
『姉妹』を中心に ほか)
第3部 山田洋次―『男はつらいよ』のルーツはフランス戯曲(山田洋次映画は大衆迎合か
パニョル『ファニー』をめぐって ほか)
第4部 小津安二郎におけるポピュリズム(戦前小市民映画と『東京物語』
小津安二郎・黒澤明から山田洋次へ)
付論 『東京物語』と競輪―『全日記 小津安二郎』に見る

著者紹介

吉村 英夫 (ヨシムラ ヒデオ)  
1940年三重県生まれ。映画評論家。高校教員、三重大学非常勤講師、愛知淑徳大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)