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共生社会のためのことばの教育 自由・幸福・対話・市民性

出版社名 明石書店
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-7503-5477-4
4-7503-5477-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 360P 21cm

商品内容

目次

第1章 ことばの教育は何をめざすか―共生社会のためのwell‐being
第2章 「共生社会におけることばの教育」の実践としての「本質観取」
第3章 詩人金時鐘と母語の復権―言語をめぐる対立と共生
第4章 言語権の視点からことばの教育を再考する
第5章 学校教育における「共生社会のためのことばの教育」の可能性
第6章 共生社会で活かされる「複言語・複文化主義」的発想―現象学の視点から持続可能な対話のことばを探す
第7章 民主的シティズンシップ教育のローカライズを考える―「対話」を積み上げるための「異論」「複数性」「政治性」
第8章 人・ことば・社会のつながりを考える大学英語教育
第9章 評価が育てる学生、教師、日本語教育―デザイン力育成を目指した留学生と日本人学生の協働学習を通して
座談会

出版社・メーカーコメント

「ことばの教育」の実践を通して、私たちはどのような人間の在り方、またどのような社会の在り方を目指しているのか、という根本的な問題について、言語教育、言語政策、人権/共生論、シティズンシップ教育等、それぞれの立場から考察し、「共生社会」実現のための「ことばの教育」の理論的視座を提示する。

著者紹介

稲垣 みどり (イナガキ ミドリ)  
早稲田大学大学院日本語教育研究科博士課程修了(博士(日本語教育学))。教育学修士(早稲田大学大学院教育学研究科国語教育専攻)。早稲田大学国際教養学部助手(英語教育)、東京国際大学日本語専任講師を経て、現在、山梨学院大学国際リベラルアーツ学部特任講師および早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)アイルランド研究所招聘研究員。専門は、日本語教育学、複言語複文化教育、現象学
細川 英雄 (ホソカワ ヒデオ)  
早稲田大学大学院文学研究科課程修了(博士(教育学))。信州大学、金沢大学等を経て、早稲田大学大学院日本語教育研究科教授、2013年退職。現在、早稲田大学名誉教授、言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイア主宰。専門は、言語文化教育学、日本語教育
金 泰明 (キム テミョン)  
1952年大阪生まれの在日韓国人二世。明治学院大学大学院国際学研究科修了(博士(国際学))。大阪経済法科大学法学部教授(2022年3月定年退職)を経て、現在、大阪公立大学人権問題研究センター特別研究員。専門は人権と共生の哲学原理
杉本 篤史 (スギモト アツブミ)  
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(PD)等を経て、東京国際大学国際関係学部教授。専門は、憲法学、言語法学、言語権論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)