• 本

D.H.ロレンス研究 小説・思想・本文校訂

慶應義塾大学法学研究会叢書 別冊18

出版社名 慶應義塾大学法学研究会
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-7664-2857-5
4-7664-2857-9
税込価格 8,800円
頁数・縦 484P 22cm

商品内容

要旨

大作家の遺産を脱臼させる。20世紀イギリス文学の雄D.H.ロレンスを文学・思想・歴史研究のさまざまな視座から読み直してゆく。その思想を新たに位置づけ、自伝的長篇の固定されたイメージを覆し、後期重要短篇を校訂して、ケンブリッジ版を正す。

目次

第1部 「オンリー・コネクト」から「オンリー・コネクト」再訪へ(第1部まえがき―D.H.ロレンス研究という旅
「オンリー・コネクト」―現代に於けるロレンスの意味(1985年)
「オンリー・コネクト」再訪または長い補遺(2021年))
第2部 Sons and Lovers論(第2部まえがき―Sons and Loversのキュービズム
Sons and Loversと「生」
Sons and Loversとセクシュアリティ
Sons and Loversの中のミドルブラウ―階級横断的大衆教養主義の構造
D.H.ロレンスとリズムの時代―Sons and LoversからRhythm誌へ、スペンサーからロレンスへ
Foreword to Sons and Lovers―解題と翻訳)
第3部 非フィクション系散文概要(第3部まえがき―非フィクション系散文概要
エッセイ・書評から哲学的評論まで―旧Phoenix、phoenix2所収の短文を中心に
紀行文、精神分析批判、文芸批評、教科書、聖書論―単行本化されたもの
‘Epilogue’,from Movements in European History―解題と翻訳)
第4部 本文校訂(第4部まえがき―未完のユートピア物語“Autobiographical Fragment”または“A Dream of Life”
D.H.Lawrence’s Forgotten Dream:The Significance of ‘A Dream of Life’in His Late Works
A New Edition of D.H.Lawrence’s ‘[Autobiographical Fragment(A Dream of Life)]’)

出版社・メーカーコメント

「チャタレー夫人の恋人」などで知られる20世紀イギリス文学を代表する作家D・H・ロレンス。その自伝的小説『息子と恋人』および後期の重要短編を徹底的に精読。この大作家の遺産をイギリス文学・文化研究のさまざまな側面に開いてゆく試み。

著者紹介

武藤 浩史 (ムトウ ヒロシ)  
慶應義塾大学名誉教授。1958年生まれ、ウォリック大学大学院卒(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)