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お守りを読む 日本人は何を願ってきたのか

出版社名 春秋社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-393-48229-2
4-393-48229-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 182P 20cm

商品内容

要旨

怨霊を鎮める王朝人の儀式、邪気を祓う風習、清少納言もおこなった物詣、疫病除けの浮世絵…。知られざる歴史とエピソードから読み解く、祈りと願いの文化誌。

目次

1 お守りのルーツは疫病退散を願う呪符(日本初の疫病は天然痘だった
仏教伝来と天然痘の広まり ほか)
2 邪気から身体を護る術(屠蘇は邪気を祓う薬
邪気祓いの七種粥・小豆粥 ほか)
3 懸守で道中安全を祈る(観世音菩薩の現世利益を願う
藤原道綱母、夫の浮気に苦しみ物詣をする ほか)
4 進化するお守り(勇み肌を演出する胸守の登場
疱瘡除けの錦絵―疱瘡絵 ほか)

出版社・メーカーコメント

御利益のルーツとは人はなぜ、お守りをもつのか。疫病の脅威から身を護る手だてとして誕生し、千年をこえる歴史のなかで日本人の精神を涵養してきたともいえるお守り。伝承や古典、史料などにみえる多彩な様相から起源と変遷をたどり、祈りと願いの文化を探る。

著者紹介

鳥居本 幸代 (トリイモト ユキヨ)  
1953年生まれ。同志社女子大学家政学部卒業。京都女子大学大学院修了、家政学修士。神戸女子短期大学助教授・姫路短期大学助教授・姫路工業大学環境人間学部助教授・京都ノートルダム女子大学生活福祉文化学部教授を経て、京都ノートルダム女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)