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旅する漱石と近代交通 鉄道・船・人力車

平凡社新書 1015

出版社名 平凡社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-582-86015-3
4-582-86015-X
税込価格 1,034円
頁数・縦 262P 18cm

商品内容

要旨

日本を代表する作家・夏目漱石が生きた時代は、鉄道の開通と旅の快適化、蒸気船の就航、自転車の普及、自動車の出現…と、日本の近代交通が発展した時期と重なる。名が知れていくのと並行して移り変わる交通事情を、漱石はどのように見ていたのだろうか。日記や小説の描写を通じ、「交通」という新たな軸から文豪の生涯をたどる。

目次

プロローグ―苦労人から大文豪へ
活発に旅した学生時代
松山時代・熊本時代の旅行
憧れの欧州航路
ロンドン留学時代
満韓ところどころ
漱石と人力車・馬車・自転車
路面電車と郊外電車
漱石先生の汽車旅
漱石と乗り物・縦横無尽
エピローグ―漱石の旅は続く

出版社・メーカーコメント

漱石はどんな乗り物で旅をしたのか?新婚旅行の汽車、イギリスに渡る船、満州の特別列車……、近代交通史を漱石の旅路から追う。

著者紹介

小島 英俊 (コジマ ヒデトシ)  
1939年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。三菱商事を経て、2006年までセ・デ・ベ・ジャポン代表取締役。05年以降は近代史・鉄道史をテーマに著述業を本格化。鉄道史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)