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圏論の地平線

出版社名 技術評論社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-297-13150-0
4-297-13150-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 486P 22cm

商品内容

要旨

いまや圏論は数学にとどまらず、あらゆる分野で必要とされるアプローチの1つになっている。さまざまな分野のプロフェッショナルに、圏論を使い始めた経緯や実際に変わったこと、将来的な展望などを聞く。意外性のある分野と圏論の間、分野と分野の間を圏論を通して行ったり来たりすることで見えてくることがきっとあるはず。

目次

計算機科学からの圏論
圏論と(少し普通でない)計算機科学
類体論と代数的言語理論は圏論的にどうつながるのか?
認知科学者と語る圏論
“普遍的構成”としての認知
意識の圏論的理解
生命・ネットワークと圏論
“現実の理論”としての圏論
物理や工学における圏論の役割
哲学者たちと語る圏論
空間概念と圏論
力学系と圏論
豊穣圏の広がり
圏論生活者と語る圏論

出版社・メーカーコメント

いまや圏論は数学にとどまらず,物理,情報物理,複雑系科学,量子論,工学,AI,生物学,哲学などあらゆる分野で必要とされるアプローチになっています.本書では,『圏論の道案内』など圏論に関する多くの本をお書きの西郷甲矢人先生が,第一線でご活躍の専門家に実際のところどうなのか現状や未来への期待,さらに各分野どうしの繋がりなどをうかがいます.なぜ圏論が役に立つのか,圏論的に考えるとはどういうことか,今まであまり語られなかったことを丁寧にご紹介します.圏論てなんだろう?と漠然とした疑問をお持ちの方にもお勧めの1冊です.

著者紹介

西郷 甲矢人 (サイゴウ ハヤト)  
数学者(長浜バイオ大学教授)。1983年生まれ。博士(理学)。専門は数理物理学・非可換確率論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)