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ドキュメント通貨失政 戦後最悪のインフレはなぜ起きたか

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-00-023903-5
4-00-023903-1
税込価格 2,750円
頁数・縦 296P 20cm

商品内容

要旨

1971年8月の「ニクソン・ショック」に端を発し、狂乱物価、円の暴落、貿易赤字の急拡大という「三重苦」に見舞われ大混乱に陥った日本経済。時の為政者や大蔵省、日銀のエリートは、なぜ事態を防げなかったのか。彼らは何を誤ったのか。歳月をこえて当局者たちが残した膨大なオーラルヒストリーや日記、私信等を独自に入手し、近代経済史に残る一大事件の舞台裏を精緻に検証する。我々は半世紀前の失敗から何を学べるのか。

目次

第1章 運命が変わった日(ニクソン・ショック、そのとき
何のことか分からなかった ほか)
第2章 スミソニアンへの難路(急ごしらえの売出手形
日銀理事、国会に呼ばれる ほか)
第3章 緩和、さらなる緩和(脆弱なるスミソニアン合意
1ドル=360円のミステリー ほか)
第4章 失政と狂乱の果て(田中と佐々木の奇しき縁
立ちはだかる財政の論理 ほか)

出版社・メーカーコメント

ニクソン・ショックを端緒に、狂乱物価、円安、貿易赤字の「三重苦」に見舞われた日本経済。時の為政者や大蔵省や日銀のエリートはなぜ大混乱を防げなかったのか。当局者たちが残した膨大なオーラルヒストリーや私信、メモ等をもとに、近代経済史に残る一大事件の舞台裏を精緻に検証する。我々は半世紀前の失敗から何を学べるのか。

著者紹介

西野 智彦 (ニシノ トモヒコ)  
1958年長崎県生まれ。慶應義塾大学卒業後、時事通信社を経て東京放送(TBS)入社。日本銀行、大蔵省、自民党などを担当したほか、「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」「Nスタ」の制作プロデューサーを務めた。2020年よりTBSホールディングス常勤監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)