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イブン・バットゥータの世界大旅行 14世紀イスラームの時空を生きる

平凡社ライブラリー 937

出版社名 平凡社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-582-76937-1
4-582-76937-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 319P 16cm

商品内容

要旨

東はインド、東南アジア、中国、西はサハラ以南のアフリカまでまたがるイスラーム世界を生涯かけて旅してまわった人がいた。その長大な記録『大旅行記』の日本語完訳者が、イブン・バットゥータの旅の全容をたどり、そこから浮かびあがる、一四世紀の世界システムの姿を描き出す。移動・交通・交易の活気、多文化混淆の豊穣さ。波瀾万丈の旅からいきいきとした「近代以前」の世界が見える。

目次

序章 イスラームと旅・移動
第1章 拡大する一三・一四世紀のイスラーム世界
第2章 『大旅行記』という書物
第3章 イブン・バットゥータの旅(1)―タンジールからメッカまで
第4章 イブン・バットゥータの旅(2)―中東世界からキプチャク大草原へ
第5章 イブン・バットゥータの旅(3)―中央アジアとインド
第6章 イブン・バットゥータの旅(4)―東南アジアと中国
第7章 イブン・バットゥータの旅(5)―アンダルスとブラック・アフリカ
結び イブン・バットゥータの旅の虚像と実像

出版社・メーカーコメント

広大なイスラーム世界を生涯かけて遍歴した男がいた。波瀾万丈の旅と14世紀世界のダイナミズムを『大旅行記』完訳者が描き出す。

著者紹介

家島 彦一 (ヤジマ ヒコイチ)  
1939年東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。文学博士。専攻はイスラーム史、東西交渉史。2011年『インドの驚異譚』(平凡社東洋文庫)で日本翻訳出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)